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 喘息は子どもに多いアレルギー疾患ですが誰にでも発生するわけではありません。喘息が起こりやすいのはアレルギー体質のある子どもで、特別な環境因子に接したときに発病しやすくなります。

 したがって喘息の発病を予防するためには子どもの体質を知ることや、喘息を起こしやすい環境因子を避けることが望まれます。また発病した後でも症状を悪化させるような環境因子を避けることが大切です。

 アレルギー体質の多くは遺伝しますから、両親や兄弟にアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー疾患があると喘息発病の危険性が高くなります。

 本人に食物アレルギーを原因とするアトピー性皮膚炎があるときにも注意が必要です。

 多くの喘息を引き起こす原因物質は吸入アレルゲンと呼ばれるものです。このうち室内のホコリやダニ、ネコ・イヌなどペット動物の毛やフケ、室内のカビなどが吸入アレルゲンです。屋外の吸入アレルゲンはさまざまな植物の花粉や真菌類、昆虫などが挙げられます。

 また喘息は呼吸器系の感染症がきっかけになって発病することが多いものです。RSウイルスやインフルエンザ、ライノウイルスなどは喘息発病のきっかけになるとともに、喘息の症状を悪化させます。さらに肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジア、百日咳なども喘息症状を悪化させる感染症として知られています。

 さらに大気汚染や室内の空気の汚れが喘息悪化につながることは言うまでもありません。とくにタバコの煙は気管支粘膜を刺激する多くの化学的な物質が含まれており、気道の過敏性を亢進(こうしん)します。アレルギー体質のある子どもの家庭では禁煙することも必要です。

 アレルギー体質のある子どもにはこれらの原因物質を避けることで、喘息の発病を予防することが大切です。

2007年11月21日掲載

© TOKUSHIMA MEDICAL ASSOCIATION.