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足の爪が白く変色
 【質問】60代の女性です。右足のくすり指の爪が白っぽく変色しています。痛みはないので病院には行っていません。ただ、分厚くなって気になります。何かの病気で他の人に感染するのでしょうか。治療法や日常生活で気をつけることがあれば教えてください。
 

知恵島皮膚科診療所 原田勝博 先生

 


 塗り薬での治療可能に
 【答え】右足くすり指のみが白っぽく、分厚くなっており、感染するのかを心配しているので、爪白癬(はくせん)(水虫)かどうかということでしょう。爪白癬の可能性はあると思います。
 以前は「水虫の塗り薬は爪の上から塗っても効果がない」「爪白癬は飲み薬でなければ治らない」と広く考えられていました。このため、病院で爪白癬と診断されても、飲み薬による肝障害のリスクや飲み合わせの悪い薬が多いことから、治療を断念する人が少なくありませんでした。
 質問者は「飲み薬は困る」と心配していませんか。爪の上から塗るだけで薬が浸透し、菌を退治してくれるものが、3年前から出回っています。日本では爪水虫用の塗り薬(爪白癬用治療剤)が現在2種類あります。いずれも一般の薬局では販売されていません。医療機関で検査し、菌が確認された方にのみ処方できます。皮膚科を受診すると迅速に検査ができるはずです。
 ただし、良いことばかりではないので注意が必要です。足の爪は生え替わりに平均8カ月かかるといわれ、年齢や厚さによりさらに遅くなることがあります。このため長期外用が必要で面倒くさがりの人には難しいかもしれません。また爪水虫のタイプによっては効きにくい場合があり、皮膚のかぶれを起こす人や、薬剤に含まれるアルコールにより爪がもろくなる人がいます。
 一方で、爪水虫以外の状態も考慮する必要があります。
 つま先に力がかかる仕事、窮屈あるいは足に合ってない履物でつま先に負担がかかれば、物理的な刺激で爪が浮き、変形により白っぽく分厚くなります。爪は直下の皮膚とぴったりくっついていれば、きれいなピンク色ですが、浮いてしまうと白くなります。爪を伸ばしたら先は白いですよね。これと同じです。また他の指の爪もおかしければ、皮膚の炎症性疾患や内臓疾患も考えなければなりません。いずれにしても、実際に診察しなければ診断は難しいので医療機関、できれば皮膚科を受診してください。

【写真説明】水虫で白く変色した爪
20170429

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